1 目的  可部地区に伝わる山繭の飼育を通して、ふるさとの歴史や文化、産業に触れるとともに生き物
            に対する豊かな心情を育てる。
            あわせて繭の加工から作品のすばらしさを味わう。

2 実施学年 第4学年

3 実施時期 平成234月〜平成243

4 概要(全20時間 総合的な学習:20時間)


〜part 1〜 ヤママユガの特徴と飼育の仕方について知る (2時間)


ヤママユガの飼育の仕方を本や話を聞いて調べました。

「可部山まゆ同好会」からゲストチィーチャ−を招いて山繭の話を聞きました。

可部の町で産業として山繭織りが盛んであったこと、えさは山にあるアラカシやクヌギであること、教室での飼い方と気をつけることを教わりました。






〜part 2〜 ヤママユガの飼育と観察 (10時間)

                 ヤママユガの幼虫を飼育し、成長の様子を観察して記録する。

世話は、えさになる葉を取り替えたり、葉に霧吹きをしたり、糞をかたづけたりしました。
山繭の成長の様子の観察をし、大きさを記録したり絵に描いたりしました。




〜part 3〜 山繭を使ってのしおり作り(2時間)



PTC活動として親子でしおり作りをする。

「山まゆ同好会」の方を招いて、繭から糸を撚り、織ってしおりにする方法を教えてもらいました。



〜part 4〜 山繭学習のまとめと発表 (6時間)

山繭学習のまとめをし、3年生に発表する。


3月に行う予定です。


 当初は幼虫を気持ち悪がっていた児童が、飼育や観察をすることで、ヤママユガに愛着を感じることができるようになりました。

山繭織りの活動では、可部地方の伝統的な産業であることを知り、昔の人の知恵や手作業の素晴らしさを感じることができました。